CASES

地域の皆さまのさまざまなICT活用事例をご紹介します。

知識と経験の共有!「スマホの教え方」を学ぶ会!

会いてィ(IT)なかまの会

端末操作
実施団体名会いてィ(IT)なかまの会
実施時期令和5年6月~
概要「会いてィ(IT)なかまの会」の会員向けに,「スマートフォンの教え方」を学ぶ会を実施した。

きっかけ

  • これまで「会いてィ(IT)なかまの会」は,地域のシニア活動団体に出向き,スマートフォンの利便性を伝えるとともに,基本的な操作や要望の多い内容について,勉強会を実施してきた。
  • しかし,地域からの「スマートフォンの使い方を教えてほしい」という依頼の数に対し,講師を務めることができる人材が不足していた。
  • そのため,今回は「会いてィ(IT)なかまの会」の会員向けに,スマートフォンの使い方だけでなく,「高齢者へのスマートフォンの教え方」などを学ぶ会を開催した。
     

工夫した点

  • グループワークを主とし,ロールプレイング(役割体験)では「自分が困っていることをどう聞くか」や,「自分が分かっていることをどのように伝えるか」など,受講者と講師の視点を体験した。
  • また, ロールプレイング(役割体験)では,受講者役と講師役のほか,第三者から双方に意見する役割を設け,良かった点や,これから良くする点を共有しあった。 
  •  1対1で教える場面だけではなく,1対複数で教える場面のロールプレイングも実施した。
  •  身近な申請が電子化して対応に困ったことなど,スマホに関することだけでなく,デジタル化の事例などを互いに共有する時間を設けた。
     

伝えたこと

  • スマートフォンの勉強会の主な受講者層である高齢者にスマートフォンの使い方を教える際の「講師の心得」として,

 「不安を取り除く」

 「便利さ・快適さ」

 「日常いつでも,どこでも使える」

 「コミュニケーションを取ることができ,繋がりが生まれる」 ことが大切であるとの認識を共有した。

  •  また,藍原氏自身がスマートフォン教室を実施した経験による,スマートフォン教室を実施する際のノウハウを共有した。(受講者募集の方法,申込時の確認事項,実施時の班分け 等)
     

会いてィ(IT)なかまの会の会員同士でスマートフォンの使い方を教えあう様子

 

今後の展望

  • 現在様々な地域でスマホ教室講師を務める藍原氏のほかにも,会員が講師として活躍できるよう共に学び合い,教え合う機会を設けていく。

 

研修後,「会いてィ(IT)なかまの会」のスマートフォンの勉強会に講師や補助員として参加した方々からコメントをいただきました!

コメント①

 サポーターとして活動して感じるのは,準備が大事(大丈夫って意味じゃないです)ということ。受講者のスキル・困りごと・やりたい事等を把握しておくことは円滑な講座進行に欠かせません。また,グループ分けした席次ができるとサポートする際の効率がグンと上がります。
 難しく感じるのは,本人にやってもらいサポーターは手を出さないこと。実際には,講座の進行について行けなくなりそうな方には多少の手助けが必要な場合も出てきます。最悪,講座の進行に付いて行くことを諦めてマンツーマンでサポートすることも……。受講者のスマホを直接触らなくていいタッチペンは持っていたいと思います。(100均でも売ってます)
 

コメント②

 年齢に関係なく,知ってみる,やってみよう,わからない事を勉強してみようという雰囲気がどの会場でも感じられました。
 スマホ,電話,メールだけでなく調べる事の便利さ,決済の仕方,速さ,LINEのつながり等,ゆっくりと対応してあげる事が大切なのではと感じました。
 ダメだ! わからなくてもいいや! ではなく,皆さん積極的にやってみようという雰囲気が見受けられましたので参加して良かったと思いました。
 

コメント③

 高齢者が馴染みのある公民館で受ける初心者向け講座のサポーターをしてみて,まず感じたことは「知りたい!」という意欲のある方たちが受講に来ているということ。
 サポーターがやってあげてしまうと覚えられませんので「チョン!とタッチする」と画面一つ一つで導いていく。ご自分ができれば隣の方に教えてあげるという優しさが,ご自身の経験値をあげていき,笑顔が連鎖していきます。
 スマホの設定ができていない方もいて大変なこともありますが,【困った】が減って笑顔で帰ってくださるとやりがいもあります。
 

コメント④

 『初めての方からラインができるようになるまで』を希望する皆さん対象の、2時間/回で3回行う教室でした。
 それぞれのレベル・スマホ歴やOSの違う1クラス10人~15人の方に、丁寧に扱い方や操作方法を教えて下さるボランティアの皆さんと受講者が一体となり、集中して真剣に過ごす教室でした。こうしたことが、これからのスマホの普及に繋がることと願っております。
 教えていただいた内容は、今までスマホを利用している方でも知らない内容も多くあり、経験豊富な藍原会長の教え方の上手さに、皆さんが「新しいこと知る楽しさ」を感じておられました。

 

コメント⑤

 スマホの利用経験のある生徒でも知らない内容が多く有りましたが、経験豊富な会長や先生方の教え方の上手さにより、知る楽しさを感じ喜んでいると思います。

 最後に、生徒が真剣に『もっとやって欲しい』と教室の次回開催を望んでおりましたから。